エコケア式「立禅」で体と心と呼吸を調える
エコケアでは「立禅」というものを提唱しています。
立禅とは、正しい立ち姿勢をとることによって体と心と呼吸を調えることです。
座禅ならぬ、立ったままできる立禅というわけです。
エコケアでは常々、正しい姿勢をとることの重要性を訴えています。そして、世の中に広がった「いい姿勢」は間違い、誤解であると伝えてきました。
もっと正しい姿勢をとることができれば、肩こりや腰痛はもちろん、自律神経は整い、体の不調は減らすことができるのです。
「姿勢で健康になる」ことを、座禅ならぬ立禅を通して伝えていきたいと考えています。
ちなみに、エコケアはお寺ではありません(笑)
立禅のためのいい姿勢とは?
皆さんは、いい姿勢というとどんな姿勢をイメージしますか?
背すじをビシッとして、胸を張って、あごを引いた、「気をつけ」の姿勢をイメージするのではないでしょうか。
実は、これが間違いなのです。
そして、体と心と呼吸を乱す大きな原因となるのです。
なぜ、気をつけの姿勢がいけないのでしょうか?
それは、体を緊張させるからです。緊張しているのとリラックスしているのでは、どちらが体にとって良いことでしょうか?
もしくは、力を入れているのと抜いているのでは、どちらが楽でしょうか?
もちろん、リラックスしていて力が抜けているほうが体は楽で良いことですよね。
当院に来院されている方の9割以上は緊張させた気をつけ姿勢をしています。
どうして気をつけの姿勢を正しい姿勢と思ってしまうのか?
学校での教育の影響が大きいのだと思います。学校で「気をつけ!礼!」などを習いますよね。
元々は、軍隊教育の流れから始まっているのではないかと思うのですが、気をつけは本来特別な姿勢であって普段の姿勢としてはふさわしくありません。
普段はもっとリラックスしていなければならないのです。
なぜ、お寺では座禅をするのか?
座禅に関しては色々な考え方があるのですが、基本的には座禅の形をとることで「心と体を調える」ことを目的としていると思います。
古の時代から姿勢で心も体も変わることを示しているといえますね。
科学的にも姿勢や運動が体に影響を及ぼすことがわかっています。
立禅は最高のリラクゼーションである。
いい姿勢というのは、見た目だけではなく、いかにリラックスして力が抜けているが重要なのです。
ただ、力が抜けすぎてはいけません。
適度に緊張とリラックスのバランスがとれている状態が理想的です。
立禅と呼んでいるように僧侶の方をイメージするとよいと思います。
世の中には様々なリラクゼーション法がありますが、この立禅こそが「最も基本で最高のリラクゼーションである」と思います。
一般的には、悪い姿勢はだらっとして力が抜けすぎた状態をイメージすると思います。近年は、これを気をつけようとして、力が入りすぎたタイプの悪い姿勢が増えてきているのです。
エコケアに来院される、多くの肩こりや腰痛をお持ちの方のほとんどは、力が入りすぎたタイプの悪い姿勢です。
しかも、それが悪い姿勢であるとは認識していません。
悪い姿勢にならないように、と気をつけているうちになってしまうので、たちが悪いですね。
皆さんもぜひ立禅で最高のリラクゼーションをしてください。